アンドロメディア1998年

メンバーの連続不倫スキャンダル発覚で、なぜか急にクローズアップされた90年代を代表する女性アイドルグループオイラ的には、もうアイドルとかほとんど興味ない年齢だったので、特に思い入れがあるわけでもないんだけど、こんな映画に出ていたのは覚えているアンドロメディア。っていうか、DVD持ってるし。それはまぁ、監督が三池崇史だからという理由がちゃんとあるんだけどね。三池さんも、予想に反してジョジョの奇妙な冒険が評価されてるみたいだし見に行ってないけど今こそ見返すべきではと思って、DVDを引っ張り出す。

女子高生の舞は友人のリカや洋子、メル友のナオらと高校生活をエンジョイ。そして、幼馴染のユウともお互いに惹かれあう関係に!しかし、舞はトラックに轢かれて事故死してしまった!悲しみに暮れる舞の父親で、天才プログラマーの人見俊彦は、舞の記憶を人工知能アイに移植することを決意して、成功させる。その成果を狙っているデジタルウェア社の会長ザッカーの部下、黒澤が人見を殺して、プログラムを奪おうとするのだが、一足違いではネットの世界に逃げ込む。やがてはユウが所属するコンピューター部のパソコンに現れ。

娘が不慮の事故で死んじゃったから、父親が最新の技術で生き返らせようとするって鉄腕アトムみたいな話だけど、コンピューターに移植された人格が独り歩きして、現実世界の人間にコンタクトをとってくると、それこそ押井守イノセンスだったり、最近だとジョニデのトランセンデンスあたりの先取り感に近い印象も受ける。ネット上でが敵のプログラムに攻撃される描写などチープになったマトリックスなんだけど、実はマトリックスの製作、公開よりもこちらの映画の公開時期の方が早かったのにも、今さらながらに驚かされる。

あとは父親の思い以上に、年頃の男子が、コンピューターになっちゃった自分の彼女のことを愛おしむとher/世界でひとつの彼女ばりの異色ラブストーリーでもあると。なんだけどよくわからない部分もたくさんあって、主演と謳いながら、メインの1人はすぐに死んじゃって、ブサイクなキャラになっちゃうし、残りの3人はオマケみたいな扱いだしそのくせカーチェイスと爆破シーンにはやたら力が入ってるところがいかにも三池映画。竹中直人田口トモロヲ、クリストファードイル有名撮影監督といったオジサンたちの怪演もしかり。

いかにも稲川素子事務所な外国人キャストによる悪党どもから、必死に人工知能を護るんだけど最後は竹中直人にぶん取られてしまって、竹中が変な装置に繋がり、幼少期の記憶を思い出して終わりって美少女アイドルたちを見たかったはずの、当時の観客も、ハゲたオジサンの涙を見せられて、さぞ面喰ったことだろう。意味深にチラっと登場する椎名桔平友情出演、エンドロールでは北村一輝の名前もクレジットされており、あれ、どこに出てた?とまったく気づかなかった自分がちょっと悔しかったりもする。あとでもう1回、探してみよう。

さて、肝心なですがメインで活躍するになっちゃうのは島袋寛子なんだ、スキャンダルの人じゃなかったよ。そして、渦中のスキャンダル2組ですが、生身の人間だった頃の島袋の友人という設定で、劇中でもかなりマブダチ感が強い。ついでに、ボーイフレンドの1人して、のこの人も過去に不倫スキャンダルありなんかも出てきて奇跡の不倫スキャンダル元アイドルのスリーショットが実現。さすがの三池崇史も、これは予測していなかっただろう。そしてメル友扱いという、一人別格な仁絵ちゃんに爆笑する。

なんだかんだで、現在のの関係性を予見しているような部分もあったのではないか?そして、余生を楽しく過ごすため、死んだ娘の記憶をコンピューターに移植してしまうなんて、よーく考えればただの変態マッドサイエンティストにしか見えない父親を、今年他界した渡瀬恒彦が演じており、意外と説得力があったりするというのも付け加えておこう。本来は、ラブストーリーなはずなのに、竹中直人に撃たれて、血まみれになって死んでいくという、東映イムズさえ感じてしまう素晴らしい死に様を拝ませてくれるちょっと興味わいてきたんじゃない?

当時はヘボいアイドル映画くらいにしか思えなかったけど、約19年経って振り返ってみると、意外と見どころも見つかる今見るべき映画になっている。この頃の三池監督は、今以上に多作フィルモグラフィーを調べると傑作中国の鳥人と、地味だけど味わい深いハードボイルドブルースハープの間に撮られているのが本作だ。オイラは10年位前にブックオフで中古DVDを500円で購入入手してから今回、初めて再生したそれ以前に、でVHS録画して鑑賞経験はあった。ちなみに、現在はのマケプレで6000円以上の高値に!

監督三池崇史

出演島袋寛子原田健二今井絵理子上原多香子新垣仁絵クリストファードイル竹中直人渡瀬恒彦

DVDソフトの購入

DVDアンドロメディア

人気blogランキング参加中-クリック-ご協力ください!